シンポジウム


「地域文化資源を活用した美術教育の可能性」(案)

 金沢市は伝統と新しい文化が共存する街です。歴史を感じさせるものと、時代の変化の中で新たな息吹を吹き込むものが、街の至る所に息づいています。このような金沢には、金沢芸術創造財団が運営する多彩な芸術関連施設があります。これらの施設と、市民、文化芸術団体、実演家、教育機関、民間企業などとの有機的な協力関係を築き、共に文化を育むプラットフォームとしての役割を果たす目的で、令和3 年に「アーツカウンシル金沢」が誕生しました。

 「アーツカウンシル金沢」は、さまざまな取り組みを展開しています。その中には、「子どもアーツプログラム」や「お届けアーツプログラム」があります。これらのプログラムは、学校などへアーティストを派遣し、子どもたちにアートの魅力を実体験させることを目指しています。この取り組みはまさに、文部科学省が推進する「社会に開かれた教育課程」や「地域学校協働活動」の特筆すべき取り組みと言えるでしょう。そして、このプログラムを通じて、派遣されたアーティストと子どもたちの間には、予想もしなかった相乗効果が生まれています。

 このシンポジウムでは、「アーツカウンシル金沢」の統括ディレクターである黒澤伸氏をコーデネーターとしてお招きし、「地域文化資源を活用した美術教育の可能性」について議論します。美術教育が持つ「不易」の側面と変化する「流行」の要素について、新たな視点から考える貴重な機会となるでしょう。

時間 9月14日(土)14:50~16:20
場所 金沢大学 A 1講義室
登壇者

調整中

司会

大村 雅章(金沢大学)

コーディネーター

黒澤 伸(アーツカウンシル金沢 統括ディレクター)