令和6(2024)年度 日本教育大学協会全国美術部門・

第63回 大学美術教育学会 金沢大会

大会テーマ「不易と流行」

○主催    大学美術教育学会 日本教育大学協会全国美術部門
○共催    金沢大学人間社会学域学校教育学類  全国大学造形美術教育教員養成協議会(全美協)


開催日時:令和6(2024)年9月14日(土)・15日(日)

令和6年度日本教育大学協会 全国美術部門、並びに第63回 大学美術教育学会「金沢大会」を対面で開催いたします。口頭発表、ポスターによる研究発表、シンポジウムなどが開催されます。奮って御参加の程、心よりお待ち申し上げます。

お知らせ

  • 大会は無事終了いたしました。参加された皆様、お疲れ様でした。
    大会記録集は12月前後にPDFでの発行となります。
  • 口頭発表II ⑥の時間帯と休憩時間を修正しました。
  • 概要集は当日配布される資料に記載のQRコードおよびパスワードを使ってダウンロードができます。
  • 概要集ダウンロードページはこちら(パスワードは大会会場で配布しています)。
  • 口頭発表一覧とポスター発表一覧を掲載しました。
  • ポスター発表の一部を更新しました。




ご挨拶

 令和6年度 日本教育大学協会 全国美術部門,並びに第63回大学美術教育学会「金沢大会」を63年ぶりに金沢大学で開催いたします。口頭発表,ポスター展示による研究発表,金沢大会運営事務局主催の講演会などが開催されます。関係者の皆様に多大なご支援とご協力をいただきました。金沢大会実行委員会を代表し心より感謝申し上げます。コロナ禍が明け,従来の大会運営が可能となりました。金沢大会では対面による口頭発表・協議会はもちろんのこと飲食を伴う懇親会も再開し,学術研究や実践研究の交流を図ってまいります。

 

 金沢大会のテーマは美術教育の「不易と流行」としました。古い物事を大切にしつつ新しい物事を外から取り入れる「不易流行」の観点より,美術教育の教員養成・理論研究・実践研究を捉え,更なる美術教育の学的確立・その深化を追求するとともに,図画工作科・美術科教員養成に係る課題を共有し協議する金沢大会を目指します。私どもは各々が,先達の研究を引き継ぐとともに新たな研究に着手し学会に発表するとともに,学会により集約された研究成果を美術教育の教員養成・研究者養成に還元してまいりました。こうした研究と教育実践の往還は,これまでは学部と大学院教育学研究科を連結した教育組織において好循環しておりましたが,大学院教育学研究科が廃止され教職大学院が新設された現在,どのような問題に私たちは直面しているのでしょうか。北関東2大学による「共同教育学部」,四国5大学による「連携教職課程」,北陸2大学による「共同教員養成課程」の新設が示すように学部における美術科教員養成(教員免許取得)組織も大きく変わろうとしています。また,生成AIツールを利活用する社会へと目まぐるしく変容する今,美術教育はどのような問題に直面しているのでしょうか。

 

 金沢大会企画の講演会は「地域文化資源を取り入れた美術教育の可能性」をテーマとしました。金沢には金沢芸術創造財団が運営する多彩な芸術関連施設があります。これらの施設と市民、文化芸術団体、実演家、教育機関、民間企業などとの協力関係を築き、共に文化を育むプラットフォームとしての役割を果たす目的で、令和3年に「アーツカウンシル金沢」が誕生しました。この「アーツカウンシル金沢」の統括ディレクターである黒澤伸氏に登壇いただきます。学校と地域がつながる「美術教育の不易と流行」を新たな視点から考える貴重な機会にしてまいります。

 

 本年1月1日の能登半島地震の復旧・復興が進む中,全国から会員諸氏を金沢大学にお迎えして対面で実施するとともに懇親会を復活できたことは,実に感慨深いものがあります。本大会での部門協議会,研究発表,講演会,懇親会,ポスター発表の全ての場を通じて,美術教育の研究と教育実践が益々発展することを祈念し,令和6年度 日本教育大学協会 全国美術部門,並びに第63回大学美術教育学会「金沢大会」のごあいさつといたします。

 

金沢大会実行委員長 鷲山靖

(金沢大学人間社会学域学校教育学類)

 


諸連絡